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IoTとは?ビジネス市場でも注目されているIoTの基本をわかりやすく紹介

2020年2月26日
IoTイメージ

近年、様々な分野でIoTが注目されています。みなさんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。IoTはビジネス市場でも注目され企業への導入も進み始めています。今回は、IoTの概要と基本的な仕組みなど基本的な知識についてご説明します。

IoT(アイ・オー・ティー)とは?

モノのインターネットとは何?

IoT(アイ・オー・ティー)とは「Internet of Things」の頭文字を取った単語で、一般的には「モノのインターネット」と訳されます。この言葉の通り、IoTは、現実世界の物理的な「モノ」に通信技術を搭載してインターネットに接続させる技術です。

これまでインターネットに接続されるモノといえば、パソコンやスマートフォン、プリンターなどのIT機器でしたが、IoTの世界では、冷蔵庫やエアコンなどの家電や、自動車、工場の機械まで、身の回りにある様々なモノもインターネットに繋がるようになります。そして、インターネットに接続されたモノたちは、それぞれ取得したデータを送信したり、受信したりすることで情報をやり取りします。モノ同士がネットワークに繋がることで、遠隔からモノを操作したり、リアルタイムにモノの状態を確認できたりと、人が介在しなくてもモノ同士でやりとりができるようになります。

具体的にイメージしやすい例として、エアコンの利用シーンを考えてみましょうエアコンがIoT化し、インターネットにつながることで、例えば、帰宅するタイミングに合わせて外出先からスマートフォンで冷房のスイッチを入れておいたり、消し忘れた時に遠隔からエアコンをオフにするというような事ができるようになります。

ビジネス市場にも注目されているIoT

ビジネスの仕組みを大きく変えるポテンシャル

IoTはビジネス市場からも熱い注目を浴びています。IDC Japanの調査によれば、国内IoT市場のユーザー支出額は、2018年の実績(見込値)で6兆3167億円、2018年〜2023年の年間平均成長率は13.3%で、2023年には11兆7915億円に成長すると言われています。

IoT活用を通じて新ビジネスの市場を作り出すこと、あるいは既存市場の勢力分布を大きく変動させることが期待されているからで、業務の効率化やコスト削減をはじめ、使いようによってはビジネスそのものの仕組みを大きく変えるポテンシャルがあると考えられています。

人材不足の深刻化を解消

IoTが注目されている大きな理由の1つとして、人材不足の深刻化という問題が挙げられます。2008年ごろを皮切りに人口は減少の一途を辿り、少子高齢化、過疎化、就労人口減少による人材不足は将来的に自明なものとなっています。農業や小売業、介護などの業種では、すでに人材不足が問題化しており、今後もますます深刻化していくと考えられています。こういった働き手不足の課題を解決するために、IoTやAIといった先端技術を活用し業務の生産性を高めることが一つの鍵になっています。

必要な機器の性能向上

IoTが注目されている理由は、人材不足だけではありません。実はIoTの発想自体は、さほど目新しいものではなく、自動車やカメラ、多くの家電などをネットワークに繋げようという動きは、ユビキタスコンピューティングと呼ばれ、1990年代末から盛んにありました。しかし、当時のネットワークインフラ技術では実現するのは困難でした。

近年の急速な技術発展によって、IoTの概念に技術が追いつき、チップやセンサーなどの機器も小さく安価になったことで、ようやくIoTの真価を発揮できるようになったのです。IoTは様々な分野で活用され始めており、私たちの生活をより便利に、そして豊かにする役割を担っています。

IoTの基本的な仕組み

IoTの基本的な仕組みについて詳しく解説します。
覚えておきたい要素は「デバイス」「通信」「クラウド」「アプリケーション」の4つです。

デバイス

まず初めに必要なのは、センサーデバイスです。IoTに対応したモノにはセンサーが組み込まれ、モノの状態を検知したり、操作したり制御したりします。センサーには、GPS位置、温度、湿度、照度などの様々な種類があります。近年、IoTデバイスの普及に伴って、センサー需要も急速に拡大しており、今後のさらなる発展が見込まれています。ビジネスでの活用を検討する場合、豊富にあるセンサーから、使用環境や条件に応じて大きさや精度、耐久性などを考慮して選定する必要があるでしょう。

通信

センシングしたデータは、インターネットを介してクラウドなどのサーバーに送られます。この際、モノとクラウドを結ぶのに必要なのが通信です。普段使っている携帯電話の通信と大きく違いはありませんが、IoTで使用される通信回線はいかにして省電力で低価格にデータを送信できるかが重要です。
接続されるセンサーデバイスが数千、数万となると通信コストも馬鹿にならず、常に電力供給ができる場所で利用されるとは限らないためです。このような課題を解決するIoTに最適な通信方式として、LPWA(Low Power Wide Area)が登場し注目されています。

クラウド

センサーやデバイスが取得したデータは、ビッグデータとして蓄積されます。取得したセンサーデータを集約し蓄積していく役割を担っているのがクラウドです。IoTの世界では、あらゆるモノがインターネットに繋がるため、トラフィック(情報量)の増加が懸念されます。こういった莫大なデータを処理するため、システムの負荷が極めて大きくなると考えられます。そのため高い処理能力を持ったデータベースを実現する必要があります。

アプリケーション

アプリケーションは、クラウドに蓄積されたデータを取り出し、人が見て分かりやすいように可視化したり、蓄積されたデータを分析するなどの役割を持ちます。自社のニーズに合わせてカスタマイズ可能な、BIツールやダッシュボードサービスも増えており、手軽に利用できるツールを使うケースも増えています。

IoTのこれから

IoTは急速に普及が広まっており、インターネットに接続されるモノは加速度的に増加しています。IoT化により、これまで見ることができなかったデータの取得や蓄積ができるようになり、さらに蓄積したデータを利活用することで新たな価値を生み出すことができるとして様々な分野で注目を集めています。

しかし、IoTはまだまだ「黎明期」であると言えます。これから市場は急速に拡大していくでしょうし、社会に与える影響もますます大きなものとなると考えられます。数年後には、今の「インターネット」と同じように、「あって当たり前、無くなることなど考えられない」といった存在になっていると考えられます。

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